紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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 <紀伊半島の巨木を訪ねる>

  三重県亀山市南野町 宗英寺の大イチョウ


 三重県亀山市南野町にある宗英寺の大イチョウは、JR関西本線沿いの道路から見ても、容易に識別できる偉容であるが、寺への道が分かりにくく、行き着くのに苦労した。三重県随一のイチョウというだけあって、その幹回りの太さと、樹全体の大きさに驚く。枝ぶりはみごとで、東西14m、南北17mの広がりをもち、高さは40mにおよぶという。樹齢600年で、その生育の旺盛さに圧倒される。このイチョウは雌株で、樹の下には実(ぎんなん)があちこちに落ちていた。県の天然記念物に指定されている。

(写真をクリックすると拡大します)
宗英寺境内に生育する大イチョウの全容。
大イチョウの幹回りは8mと太く、根際は大地にどっしりと広がって安定感がある。幹にはツタがからまり、幹から柱瘤が垂れている。
太い幹の上の方には、いたる所から枝が生えていて、1本の樹でありながら、雑木林の茂みを見ているようである。こういう巨木は、鳥や動物のよい住みかになるのではないかと思われる。
2006年の11月末に撮影したが、日の光りを浴びて神々しいばかりに美しかった。樹の下にはイチョウの落ち葉が敷きつめられ、じゅうたんのようであった。

この写真は、「トップページに掲載した写真」にも若干の説明を加えて載せてある。

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